携帯電話を新調した事で久しぶりにニコタッチ方式を使う事になったので、ニコタッチ方式への想いを少しだけここに綴っておく。
従来の12キー携帯電話はトグル方式と2タッチ方式やニコタッチ方式等複数の方式があるが、その中でも2タッチ入力…いわゆるベル打ちをベースにしたパナ独自方式であるニコタッチ方式がかなり優れていると僕は思っている。
2タッチ方式、ニコタッチ方式共に「かな」に於いては「や行」や「わ行」等一部を除き殆ど同じく子音の入力後に母音を入力する事で入力文字を決めるような方式となっている。
つまり「がくせいふく」と入力する際は「21*2334126323」と両方式共に同じように入力できるが、「ひんにゅう」と入力する際、
2タッチ方式の場合は 「62035283*13」
ニコタッチ方式の場合は「6203528513」または「62035282*13」となる。
「かな」は両方式共に殆どが同じ方式であり、そこまで大きな違いはないのだが、最初に記述した「がくせいふく」も、2タッチ方式に於いては「21*2334126323」の他に「21042334126323」と濁音記号が入力できるように、扱える記号と英字、数字それらの入力方式に違いがあり、英字の場合は
2タッチ方式は「1」と「6」~「0」で「A」「B」「C」「D」「E」
「2」と「6」~「0」で「F」「G」「H」「I」「J」
ニコタッチ方式は「2」と「7」~「9」で「A」「B」「C」
「3」と「7」~「9」で「D」「E」「F」
「7」と「6」~「9」で「P」「Q」「R」「S」
のようになっている。
「14番目のアルファベット何々で19番目はなんとやらです。」と瞬時にわかるような人間なら2タッチ方式も扱いやすいのかもしれないが、残念ながら僕はそうではない。
そのようなアルファベット順の5分割法則よりも電話のダイヤル文字盤に用いられる分割方式の方がはるかにずっと簡単で単純な物だろう。
これらの入力方式はトグル方式よりも優れている入力方式であると思うのだが、僕の周りでは一部のマニアしか使っておらず、猫も杓子もタッチパネルを好む現代に於いて、テンキー搭載型携帯電話を買うような同志ですらそれらの入力方式を認知していないケースは非常に多い。
この書き込みによって少しでも多くの同志にこの方式を認知し、利用してもらえれば。
そしてあわよくば、ニコタッチ方式がトグル方式に次ぐ12ボタン入力方式になってくれればと思う。